死の旋律(5/24)

「むっ、ルイスの姿がマウンドから消えた!」

「解説が何かを喋っている……? ここで出す投手と言えば? い、いかん、こいつの解説を聞いてはやられる!」

「な、なにぃ、バカな。耳をふさいでも、チャンネルを変えたというのに体がしびれてくるとは!?」

ふふふ、むだだよ、カープファンたちよ。テレビを消したくらいでこの○○の魔力から逃れることはできん。

Carpfan0
(カープファンの心象風景)


「ああ……なにかが、なにかが聞こえる」

この○○の紡ぎ出す旋律は、耳をふさごうが電波を遮断しようが関係なく、カープファンの頭脳に直接響くのだ。さあ、むやみにあらがわず陶酔のうちに聞きたまえ。

「う、うわああぁぁ! 関西のカープファンたちよ、応援を頼んだぞー!!」


(デッドエンドシンフォニー!)
永  川  劇  場


聖闘士(セイント)星矢 (8) (集英社文庫―コミック版)
×オリックス3-4広島○

ありがとうアルデバラン!

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こいのぼりのなく頃に『FAた流し編』

「……何の冗談だってんだよ、こりゃよぉ!?」

FA宣言なんて、いくらでも腐るほど見てきたぜ。ただ、そういうちょいと刺激的な映像が、現実に目の前に現れたってぇだけのことじゃないかよ。あぁあぁ、でもあの、阪神のユニフォーム着てるのは、うちの新井なんだよなぁ……? わかってるよ、そばにいるのは金本だ。黒田も大リーグに、佐々岡に、小山田にッ! うおおおぉおおおぉぉぉおおおッ!

「父さん、お父さん!」
「だ、ダメだ。来るんじゃない。見てはダメだ」
「お父さんお父さん、新井が、新井が。ひぃいいいぃやあぁあぁああッ」

「芝居くささがほぼ全面的に認められる。多分、FA宣言決意後6週間以上は経過しとるだろう。会見とその後の交渉での状況を見る限り、シーズン中にコンタクトがあった可能性が高い。……いや、滅多なことは言えん! 私は町のファンだ。球界の交渉事は専門外だ!」
「ちゅうことは何や。金本だけでは飽きたらず、さらにこんな無体なことをしたゆうんか。悪魔や、悪魔の所業や!」

選手層の厚さが中日ファン(福留流出)を、希望が楽天ファン(福盛流出)や千葉ロッテファン(薮田小林雅流出)を抱きとめていたため、広島ファンだけが球団のそばまでやってくることができた。あぁ、俺たちにも、抱きとめて引き止めてくれるものがありゃあ、こんな最低最悪な光景を、目に焼き付けずに済んだだろうよ。
いや、そいつは違う。
俺を抱きとめてくれる人がいないからここにいるんじゃなくて、抱きとめてくれるべきもの(球団)が、そこにあるから、ここにいるんじゃねぇかッ!!

倉庫の中には道具と同じ扱いのように、何体もの死体が寝かされていた。いや、放り込まれていた。ユニホームで分かる。うちのカープに、ドラゴンズに、マリーンズ。向こうは、ゴールデンイーグルス。まだいるのか? 何人死んでんだよ。畜生! ここに転がっている遺体には、どれも無惨な化粧が施されていた。……化粧じゃねぇよ、こいつは……「顔面を耕す」って表現の方がふさわしいだろ!

「うおおおおお! カープよ! てめぇは絶対地獄行きだと思ってたぜ!? でもよ、ここまでじゃねぇだろ? ここまで惨ぇ目に遭わされるほどの悪党じゃなかっただろ! だからみんなもさ、こんな球団のファンになるなって言ったんだ。みんなまで、こんな目に遭わされる理由ねぇじゃねぇかよ。

顔がねぇ……顔がねぇよ……。くそくそくそくそ!!」

「これ以上見てはいかん。こんな姿を、球団もファンに見せたいわけがない」
「球団ってのは、ファンに希望ってやつを拝ませてくれるんじゃねぇのかよ! 顔がねぇんだよ、おれのカープには顔がいねぇんだよ! どんな球団にしたいのか、それすらもわからねぇんだよ。なんだよ、野球のことを思い出したときは、こんなぐちゃぐちゃの状態をいつも思い出せってのかよ! こりゃねぇよ。こんなのってねぇよ。ロッテなんて全然マシじゃねぇか。顔面じゃなくて側面だぜ。少なくとも顔が半分以上は残ってるじゃねぇかよ! まだマシだぜ、まだマシだぜ!」

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『うみねこのなく頃に』episode2まであと2週間。楽しみで復習中。

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さようならカープジョーク

■天国と地獄

シーズンオフ、懇談会で松田オーナーがカープファンに語りかけた。

「良いニュースと悪いニュースがある」
「悪いニュースととても悪いニュースでなくて良かったです」
「どちらを先に聞きたいかね?」
「じゃあ悪いニュースで」
「新井選手がFA宣言で移籍する」
「アハハ、んなアホな。…って、え、本気で言ってるんですか? そ、そんな…バカな…。じゃあ良いニュースの方は?」
「保証金の受取人が私になっている」

■Only One

新井選手がクリスマスカード売り場に来ていた。

「なにかいいカードありますか?」
「これなんてどうでしょう。とてもセンチメンタルで…素敵だと思います」

女性店員がひとつのカードを見せた。
それには『ぼくの愛するただひとりの女の子へ』と書いてある。

「じゃあ、それ。10枚貰います」

■ランキング

問:カープの選手で最も賢かったのは誰であったか?

答:新井選手。彼は小学生になった頃、すでに現在と同等の知性をもっていた。

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広島に寧日なし

「名前を私につけさせてほしいのですけど、よろしいでしょうか」
「いいよ、なんて名前だい」
「コングって言うの。どうかしら」
「コングか……」
 それが古い古い言語で『ゴリラ』を意味する名であることを、ファンは知っていた。彼はずっとこの名をあたためていたのだろう。まだブレイクしない栗原のために。いつかブレイクする栗原のために。ついにはブレイクすることのないかもしれない栗原のために……。
「いい名だ。この子はこれから、コング栗原だ」

そんな泣かせるエピソードがうまれてから一ヵ月半。
一向にブレイクの兆しが見えない今日この頃ではございますが、もう爆発寸前なのさ栗原のパワー。超新星は収縮してから爆発するわけで、栗原のブレイクもいよいよ現実味を帯びてきたと言えましょう。超ポジティブ。いやいや、なにしろ彼は「とりあえず3割30本」の選手ですから!

神宮で連勝なんて、この世の出来事とは思えません。もう思い残すことはないGWです。ではみなさん、アテブレーベ、オブリガード。

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34号文書

投手[仁部]
鳥谷四球ノーアウト1塁
矢野四球ノーアウト1塁2塁
町田四球ノーアウト満塁
赤星押出し死球ノーアウト満塁
藤本ライト前タイムリーヒットノーアウト満塁
投手交代[マルテ]
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■綿流し編

「カープ投手陣も大変だな」
「……てるんだよ」
「え?」
「呪われてるって言ったの」
「なっ」
「カープはね、カワバタさまの祟りを一身に受けたチームなの。出て行った投手のことごとくが活躍するのはカープだけ。その投手たちを味噌っかす扱いしていたコーチだけが残った! コーチの寵愛を受けた子たちのことごとくが壊れた!!」
「お、おい」
「今回だってそう! 四球を連発する心の弱さを指摘する解説者もいたけど、サトシくんは逃げ出すような人じゃなかった! いつもチームのために頑張っていたのに! 可哀想なサトシくん、なんて報われないサトシくん! なんて恩知らずなチームなの。カープは呪われたチーム。カープに入団すれば、祟りで死ぬか消されるか!? カープに安らぎなんてあるものか! ベイルとダグラスが打たれたのだって、きっとカープのせいだよ! 違いない、違いない、違いないチガイナイチガイナイチガイナイチガイナイチガイナイチガイナ」

継投成功率1%

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■祟殺し編

このような投球を見せた仁部投手に対しても、ブラウン監督は手を差し伸べた。清川投手コーチとともに、移動日の特訓に付き添ったのだ。「私は仁部という投手に自信をもっている。彼の自信を回復させたかった」

「これまでならその日にファーム行きを告げられていた。すごくうれしい」

失敗とはおそれるものではなかったのか。
練習ってこんなに楽しかったのか。
試合がこんなに待ち遠しいものだったのか。

監督の信頼が、こんなに心を打つものだったのか。

そう、誰の命令でもない。
自分の選んだ道。
全ては、あの日々を……強いカープを取り戻すために。

もうすぐ終わる。
全部終わる。
そう。

まーてぃのなく頃に。


それは、喜劇。

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ロシアン・ジョーク2

■広島の強制収容所にて

「お前どうしてここにおるん?」
「1986年に同志・山本浩二の悪口を言ったけーね。キミは?」
「わしは2005年に同志・山本浩二を誉めたけーよ」
 2人はもう1人の囚人に問いかけた。
「で、お前は?」
「私は山本浩二だ」

■広島東洋・愛

 2005年、ある優秀な投手にコーチが言った。
「キミはとても優秀だ。どのような親に育てられたのか、会ってみたいものだ」
「父は山本浩二、母は広島東洋カープです」
「なんとチーム愛に溢れた選手だ。感動した。
 なんでも1つ願いを聞いてあげよう。言ってみなさい」
「自分は孤児になりたいです」

■自己の責務を全うせよ

 夏の日の2005、広島である投手が登板を逃れようと必死で言い訳をしていた。
「3連投しているので肩に不安が」
「佐々岡は5連投もへっちゃらだったぞ」
「すこし風邪気味なのです」
「津田や高橋英樹は奇病に冒されても投げていたぞ。投手の鑑だ」
「私は精神薄弱なんです。」
「バカをいえ。山本監督はそれでも職務を果たしておられるぞ」

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