カープファンを増やす方法(1)
カープファンは少ない、と世間一般には思われている。
しかし、この通説には疑問が残る。現実と乖離しているのだ。いざなぎ景気を超える長期成長にも関わらず、庶民が景気回復を実感できていない日本経済に似ている。
現に、私が周りのカープファンにアンケートをとった結果、ほぼ全員が「私はカープファンだ」と答えている。個人でとったデータのため誤差はあるだろうが、日本人の半数以上が家計の苦しさを訴えているという日本経済新聞社の調査結果をふまえれば、日本人の半数以上がカープファンだという結果が導かれる。
ではなぜ、カープファンは少ないという風説が流布しているのであろう。これにはいくつかの要因があると考えられる。
(1)本当は少ないカープファン
(2)目立つ広島市民球場の空席
(3)サイレントマジョリティの存在
ここでは、以上の3点について考えてみよう。
(1)は実は論外である。否定するのは、光速を超える光の存在を証明するより簡単だ。考察の俎上に挙げる必要はないが、あえてこの命題を否定するとしたら、「仮にカープファンが少ないことが真だと仮定すると(紙面の都合により中略)よって宇宙の法則が乱れる。ゆえに、背理法によりカープファンが少ないは偽である」以上のように証明完了(Q.E.D.)となる。
(2)は大きな要因であろう。なぜ空席が目立つのか、克服するためにはどうすればいいのかを次章で述べたい。
(3)は(2)に密接な関係がある。分けて考えることはできない。
つまり、本当は多いカープファンを球場へ導き観客動員を増やせば、カープに人気がないなどという言語道断の風説を打破することができるであろう。
今回は要因の列挙のみにとどめるが、次回は球場に来るカープファン増加のための具体的施策を述べたいと思う。
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