劇場版SEED製作決定
おお、GW中にDESTINYスペシャルエディションの放送をやったのはこの前兆だったのだろうか。なんだかんだと言われるガンダムSEEDですが、私の大阪生活はSEEDと共にあると言ってもよいので(大阪一人暮らしになったとき丁度デスの放送がはじまった)とても気になる存在です。荒んだ私の、心のオアシスでした。
とりあえずディアッカとイザークの漫才に期待。
って、いきなり年代飛ばないよね?
マナベという名前
『ブラウン監督退場 「後頼む」ベース放る』(中国新聞)
う、美しい。この独創的かつ優美なフォームのどこに改良の余地があろうか。これがブラウン監督の伝家の宝刀……! と言いたくなるような見事な放りっぷりでした。一緒にテレビを見ていた方は「こりゃ数試合出場停止あるんじゃない」と冷静な意見を述べていましたが、マーティはそれさえも覚悟のうえでやったに違いありません。男がこうと決めて実行したことにあれこれ口を出すのは野暮というもの。ただその生き様を目に焼き付けるのみ。
それはさておき。うちの上司が眞鍋かをりのブログが面白い面白いと言っていたので見てみたのですが、なるほど確かによく出来ている。容姿も特筆すべきものはないがさすが芸能人だけあって整っている。一般的に言えばカワイイ部類だろう。それなのに、どうしてだろう、好きになれない(嫌いなわけではもちろんないのですが)。
なぜだろうと思っていたら。
そうか、コイツ(真鍋勝己審判)が頭をよぎってしまうからか。
くそー。
国立歴史民俗博物館
千葉の佐倉にある民博に行って参りました。
『日本の神々と祭り』という企画展示が明日までだったので慌てて。出雲大社、厳島神社、八坂神社、伊勢神宮という4つの神社にスポットを当てていたのですが、おお、自分全部参拝しているではありませんか。このような人間は日本でも数えるほどしかいないに違いありません(小学生でも兆、京くらいまで数えられます)。
訪問は2回目なのですが、やはりいいです。オススメ観光スポット。とにかくボリュームがある。初めてのときは、充実した展示品をようやく見終わったかと思いきやまだ第一展示室が終了しただけ(第五展示室まであります)と知り呆然としたものです。「も、もう全部?」「まださきっちょだけ」という会話をしたときの処女の気分でした(たぶん)。……誰もバックの処女の話なんてしてませんよ?
企画展示の図録(この類の刊行物としては珍しく2刷になったそうです)とはにわ人形とはにわドラ焼きを購入し、ほくほく顔で帰宅しました。また興味のある企画展示があったときに行きたいと思います。まだ行ったことのない方はぜひどうぞ。
カシマサマもお待ちしております。
Mたちのゆうべ
最近、後輩が私に対して心理テストを試行しました。
いわゆるSかMかを判定するテストだったらしいのですが、私は、彼が言うには
「こんな人見たことない」
と驚愕するくらい真性のMだそうです。
当然私は憤慨しました。
肉体的にいじめられるのは嫌いだし、精神的にも、もし陰湿なイジメなどにあったらそれ以上の陰湿さで仕返ししてやろうと思うというか絶対にするタイプだと自分では思っています(実際そういう目に遭ったことがないので分かりませんが)。常にSでありたいと志す者なのです。いじられるのも、そこに愛があれば可だとは思いますが。
「ほら、墓穴掘った」
「いや、違いますって、自分エスなんです」
「もういいって」
主張をすると、このように返されてしまったことを思い出します。
こんな話をした数日後、下記のメールが来ました。
『あなたのアドレスが女子トイレの壁に書いてあったけど?
何でも言うこと聞くドM男君ってホントなの!?本当なら…。』
こんなメールを書きそうな人物を一人知っています。
問い詰めてやろうと思いました。
「きみ、こんな迷惑メール送ってきたろ」
「送ってないよ」
「いいや、送ったはずだ」
「送ってないよ」
「うそだ」
「ああ、嘘だッっ!!!!」(ひぐらしモード)
なんかこうなりそうなのでやめときました。
恐いよ。
……あ、ほら、やっぱ自分、エムちゃうやん。もしそうだったら、こう切れられたいがために問い詰めるはずだから。はは、良かった。だから心理テストなんて信用出来ない。
ただ、今の私の職場はS属性の人間が多いというか、ほぼ全員がSで、しかもドSなので、局地的に言うならば自分は相対的にMかもしれません。あくまで相対的に。絶対的評価ではSのはずです。まあ、Mでもいいんですけどね(どないやねん)。
つまり何が言いたいのかっていうと、みんな幸せにならなきゃいけないってことなんだ。
新井さんは裏切らない
◇2死走者なしの場面
「さくさく3人で攻撃終わりそうだなあ」
「いや、こういうときにソロホームランを打つのg」
カキン!
ワー!
新井さんが2試合連続のホームランだー!
◇無死満塁の場面
「今度はどうだと思いますか」
「ダメだよ、こんな場面で打っちゃったら打点がいっぱいついt」
カキン!
ワー!
新井さんホームゲッツーだー!
「さすがですよね」
「誰が?」
広島に寧日なし
「名前を私につけさせてほしいのですけど、よろしいでしょうか」
「いいよ、なんて名前だい」
「コングって言うの。どうかしら」
「コングか……」
それが古い古い言語で『ゴリラ』を意味する名であることを、ファンは知っていた。彼はずっとこの名をあたためていたのだろう。まだブレイクしない栗原のために。いつかブレイクする栗原のために。ついにはブレイクすることのないかもしれない栗原のために……。
「いい名だ。この子はこれから、コング栗原だ」
そんな泣かせるエピソードがうまれてから一ヵ月半。
一向にブレイクの兆しが見えない今日この頃ではございますが、もう爆発寸前なのさ栗原のパワー。超新星は収縮してから爆発するわけで、栗原のブレイクもいよいよ現実味を帯びてきたと言えましょう。超ポジティブ。いやいや、なにしろ彼は「とりあえず3割30本」の選手ですから!
神宮で連勝なんて、この世の出来事とは思えません。もう思い残すことはないGWです。ではみなさん、アテブレーベ、オブリガード。
愛される選手
空振りした瞬間
ドッ
ワハハ
とスタンドに笑いが起きる。
こんな選手見たことない。
新井さんはすごいなあ…
てなわけで、神宮球場に行ってきました。早い試合ありがとう黒田。あ、東出は本日も休養日でした。
なら、ない電話
夜、携帯が小フーガ・ト短調を奏ではじめた。
ピッ
「あ、先輩、お久しぶりです!」
ピッ
私は静かに受話器を置き、伊右衛門の入ったペットボトルを優雅に傾けながら『ふたりエッチ』の最新刊を手に高尚な思索に耽りはじめた。
再び携帯電話が自己主張を始め、私の思考は現世へと引き戻される。
「もしもし」
「もう、先輩、おっちょこちょいですね。いま、間違えて切るボタン押しちゃったでしょ」
いや自分の意思で一片の迷いもなく押したんだ、とは言えない。
「そうなんだ。すまなかった。お前からだと気づいていれば、出る前に切ったんだが」
「昨日ですね、熱田神宮に行って来たんですよ」
なんのタイムラグもなく話を進められてしまった。相変わらずこの後輩は人の話を聞かない。ああそうなのか、と相槌を打つ間もなく、名古屋に行くのに特急で3時間かかったこと、熱田神宮ではよくわからないが何者かが舞いを披露する神事を催していたこと、きしめんの味が濃かったこと、いば昇のひつまぶしがカリカリで美味しかったこと、テレビ塔にミネルバからデュートリオンビームが照射されていたことなど、名古屋行がいかに楽しかったかを捲くし立てた。
「最後のが不可解だが、楽しかったようで何よりだ」
「先輩にわからないはずないでしょう」
「インパルスが受信してたアレだってことは分かるが、知らしめたい映像がまったくわからん。一人で行ったのか?」
「えへへ、それがですねぇ」
とてもイヤな予感がした。
「秋月さんって覚えてますか?」
「……まさか、北の?」
「そうですそうです」
衝撃を受けた。
秋月さんとは大学で2学年下にいた、礼儀正しく、それでいて堅苦しくない、いつも微笑みを絶やさないキャラで人気のあった女の子のことである。私も初めて会ったときには言葉を失い、思わず膝を突いて十字を切り、この造形美を世に送り出した主に感謝の祈りを捧げたほどだ。
「なんでお前が、いや、彼女が」
「いやー、仕事で偶然再会しまして。何回かお茶とかはしてたんですけど、この前遊びに誘ったらオッケーしてくれたんですよー」
でれでれとした声色が気に入らない。
ああ、とても気に入らない。
同じ大学を出て同じ大阪で仕事をしているというのに、後輩と私との差はなんなのだ。私はデスクトップ上にある『ひぐらしのなく頃に』の起動アイコンと、本棚の『フルメタル・パニック』一揃いと、ちゃぶ台に置いてあるスーパーカップ(とんこつ味)を見つめた。
不条理だ。
そんな私の内心も知らず、後輩は言い募った。
「待ち合わせには遅れて来たんですけどね、ごめんなさいって息を切らしながら謝ってくれて、それに、かわいかったんですよ! きっとおめかしに時間がかかったんですね」
それはきっと、朝まで他の男の部屋にいたから遅れたのだよ、後輩。
「電車に乗ったときもですね、タルトを2つ買ってきてくれてて、一緒に食べよって言ってくれたんです」
お菓子を受け取った相手がどのような反応を示すか観察し、人間性を把握しようとしていることに気づかないのか、後輩。
「行動は無邪気なのに知性を感じるんです。ああ、もう、幸せでした」
むかし一緒にSMAP×SMAPの計算マコちゃんを見たこともあっただろう。それをもう忘れてしまったのか、後輩。
今度また遊ぶ約束したんですよ、キャヒヒ、と無邪気に浮かれている後輩に相槌を打ちながら、私は憐憫と、そして涙が出るほどの羨望に囚われたのだった。
明日は外に出よう。
Recent Comments