誉殺し編
な、なにぃ! ダグラスの評価が限りなく高まっていく!
ああ、あれは! かに座散開星団プレセペ!
というわけで、ショーン・ダグラスです。メジャー5勝という数字を引っさげてカープに入団したナイスガイ。マジメな性格と丁寧な投球で評価がうなぎのぼりです。他球団スコアラーにも要注意人物として名前が挙げられ始めています。内外の評判は以下の通り。
「低めに来ていて球威もあるので恐い存在」(巨人・上野スコアラー)
「球持ちがいい。下を使って投げていて、バランスがいい。メジャーで勝っただけのことはある。手こずるだろうね」(中日・高橋スコアラー)
「この時期から褒めたくはないけど、黒田に続くレベルの高い投球で安定感もある」(清川投手コーチ)
「この時期だから褒めまくるけど、20勝するよ」(志賀)
この春季キャンプというやつには誉め殺し要員が各球団から送り込まれてきますね。昔の、純粋な頃の私ならばその言葉を鵜呑みにし、知人に対し「この新外国人がいかに強大な力を持った投手か」を懇々と説明し、知ったかぶりをはじめたでしょうが、世知辛い世の中、私も鍛えられました。あのような甘い言葉には必ず裏があります。惑わされず、客観的な分析をしなければなりません。
結論から言えば、ダグラスはそれほどの投手ではなく、15勝3敗程度で終わるでしょう。
しかし、さすがプロと言うべきか、各球団のスコアラーは誉め殺しもレベルが高いです。
「球威のある球が低めにきている。ベーブ・ルースを彷彿とさせるピッチングだ」
「あのバッティングは脅威だ。沢村栄二でさえあれほどではなかっただろう」
などと言う人はいません。
まぁ、偵察に来てくれるだけでも喜ばしいことなのでしょう。カープのスコアラーたちも、他球団のキャンプへ赴き誉め殺ししているのでしょうか。発言を集めてみたいものです。
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